戸籍の歴史と読み方

戸籍とは

日本人であれば誰もが取得している戸籍。戸籍とはいったい何の役目を持つものなのでしょうか?外国人は戸籍を持たないのでしょうか?戸籍は日本人だけで構成されているもので日本人としての身分関係を登録しこれを公証する文書です。

日本人は親の戸籍に記載されている限り出生と同時に日本国籍を取得します。
そして戸籍の帳簿には身分事項欄という欄があり、出生・死亡・婚姻等の年月日が記載されます。

Q 相続の手続きで戸籍謄本等が必要なのは何故ですか?

A 戸籍に記載されている事項が身分関係を公証する書類だからです。

相続の手続、遺産の分割や調停手続。遺言書の検認手続、相続放棄の申述手続きでは被相続人と相続人との関係を客観的な資料から明らかにする必要があるので公証できる書類が必要となります。

Q では外国人にも身分事項を記載した戸籍があるのでしょうか?

A 戸籍は『日本国民』の身分関係を公証する書類です。

現在は父母両系血統主義をとっていて親の一方が日本国籍を有していれば日本国籍を取得し、戸籍を取得する事になります。


戸籍謄本

戸籍に記載された全員の内容を複写した書面の事になります。電算化された横書きのものは戸籍全部事項証明書と言います。なお、戸籍抄本は戸籍の一部の記載内容を証明するものです。相続手続きでは通常戸籍謄本を取得して頂きます。

除籍謄本

戸籍のうち全員がその戸籍から抜けた状態の戸籍の書面の事を言います。1人でも戸籍に残っている場合は戸籍謄本になります。又、電算化された自治体では除籍全部事項証明書と言います。

改製原戸籍謄本

戸籍制度の改正により戸籍のスタイルが変更された際の書き換えられる前の戸籍謄本の事を言います。自治体では戸籍謄本と判り易く区別するために『原(はら)戸籍』の謄本と呼んだりしております。

戸籍が改製されると書換え前の戸籍に書かれていた記載の一部が省略され、最新の戸籍には記載がない情報が除籍謄本から見つかる場合がありますので相続手続きではほとんどの場合、改製原戸籍謄本や除籍謄本を入手する必要が出てくるのはこのためです。



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